SE(システムエンジニア)の1日の仕事の流れ

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「文系出身だけどIT業界に興味がある…」
「システムエンジニアってどんな仕事をしているんだろう?」

そう思っている文系未経験のあなたへ。

IT業界は、文系出身者にも活躍のチャンスが広がっています。中でもシステムエンジニア(SE)は、コミュニケーション能力や論理的思考力といった文系スキルを活かせる職種です。

この記事では、文系未経験からIT企業への就職を目指すあなたに向けて、システムエンジニアのリアルな1日の仕事の流れを詳しく解説します。具体的な時間軸に沿って、どのような業務を行い、どのようなスキルが求められるのかを見ていきましょう。

※システムエンジニアの仕事内容は、プロジェクトの種類、規模、フェーズ、所属する企業文化などによって大きく異なります。この記事でお伝えする内容はあくまで一例として捉え、実際の業務は配属先によって異なる可能性があることをご理解ください。

システムエンジニアの1日の流れ(例)

9:00 出社、メールチェックとタスク整理

  • 出社後、まずはメールやチャットを確認します。
    • クライアントからの問い合わせ
    • プロジェクトメンバーからの報告や連絡
    • 社内システムからの通知
  • 届いた連絡事項を確認し、優先順位をつけて今日のタスクを整理します。
    • スケジュール帳やタスク管理ツールを活用して、作業時間を見積もり、TODOリストを作成します。
  • 必要に応じて、チームメンバーや上司に進捗状況を報告します。

9:30 プログラミング、テスト

  • 設計書に基づいてプログラミングを行います。
    • 個人のスキルやプロジェクトで使用する言語によって、コーディング作業に集中します。
    • わからないことがあれば、先輩や同僚に質問しながら進めます。
  • 作成したプログラムのテストを行います。
    • 単体テスト:作成した個々のプログラムが正しく動作するかを確認します。
    • 結合テスト:複数のプログラムを組み合わせて、連携が正しく行われるかを確認します。
    • テスト結果を記録し、バグが見つかれば修正作業を行います。

12:00 休憩(昼食)

  • ランチタイムは、リフレッシュの時間です。
    • 社員食堂や近所の飲食店で食事をしたり、休憩室で同僚と談笑したりします。
    • 午後の業務に向けて、しっかりと休息を取りましょう。

13:00 打ち合わせ、会議

  • プロジェクトの進捗状況や課題について、チーム内で打ち合わせを行います。
    • 各自の担当業務の進捗状況を共有し、問題点や改善点を話し合います。
    • クライアントとの定例会議に参加し、進捗報告や質疑応答を行う場合もあります。
  • 新しいシステムの要件定義や設計に関する会議に参加します。
    • クライアントの要望をヒアリングし、具体的なシステム構成や機能について議論します。
    • 文系出身者でも、議事録作成やファシリテーションなど、コミュニケーション能力を活かせる場面があります。

15:00 ドキュメント作成

  • プロジェクトで作成した成果物に関するドキュメントを作成します。
    • 設計書:システムの構成や機能、動作などを詳細に記述します。
    • テスト仕様書:テストの目的、方法、手順などを記述します。
    • 運用マニュアル:システムの使い方やトラブルシューティングなどを記述します。
  • 作成したドキュメントをチーム内でレビューし、修正を行います。
    • 正確で分かりやすいドキュメントを作成することは、円滑なプロジェクト進行に不可欠です。

16:00 調査、学習

  • 新しい技術やツールについて調査・学習を行います。
    • IT業界は技術の進歩が速いため、常に最新の情報をキャッチアップする必要があります。
    • 書籍を読んだり、オンライン講座を受講したり、勉強会に参加したりするなど、学習方法は様々です。
  • プロジェクトで発生した問題点について、解決策を調査します。
    • インターネットで情報を検索したり、技術系のフォーラムで質問したり、専門書を調べたりします。

17:00 顧客対応、問い合わせ対応

  • 運用中のシステムに関する顧客からの問い合わせに対応します。
    • 電話やメールで顧客からの質問に答えたり、問題解決をサポートしたりします。
    • 顧客の状況を正確に把握し、丁寧なコミュニケーションを心がけることが重要です。
  • 必要に応じて、顧客先へ訪問し、システムの導入支援や操作説明などを行う場合もあります。

18:00 退社準備、日報作成

  • 退社前に、今日行った業務内容や成果、課題などを日報にまとめます。
    • 日報は、自身の業務の振り返りや、チーム内での情報共有に役立ちます。
  • 明日のタスクを確認し、必要な準備を行います。

19:00 退社

  • 定時で退社することが理想ですが、プロジェクトの状況によっては残業が発生する場合もあります。
  • 退社後は、趣味や休息など、自分の時間を大切にしましょう。

システムエンジニアの主な仕事内容

上記の日々の流れの中でも触れましたが、改めてシステムエンジニアの主な仕事内容を整理しておきましょう。

  • 要件定義: クライアントの要望をヒアリングし、どのようなシステムが必要かを明確にする。
  • 設計: 要件定義に基づき、システムの構成や機能、動作などを具体的に設計する。
  • 開発(プログラミング): 設計書に基づいて、実際にプログラムを作成する。
  • テスト: 作成したプログラムが正しく動作するかを確認する。
  • 運用・保守: システムの導入後、安定稼働を維持するための監視やメンテナンスを行う。
  • ドキュメント作成: 設計書、テスト仕様書、運用マニュアルなど、システムに関する様々なドキュメントを作成する。
  • 顧客対応: クライアントからの問い合わせに対応したり、システムの導入支援を行ったりする。
  • プロジェクト管理: プロジェクトの進捗管理、課題管理、メンバー管理などを行う。

文系未経験者がシステムエンジニアとして活躍するために必要なこと

文系未経験からシステムエンジニアを目指す上で、不安を感じる方もいるかもしれません。しかし、以下のポイントを押さえれば、十分に活躍できる可能性があります。

  • プログラミングスキルを習得する:
    • プログラミングはSEの基礎となるスキルです。Progateやドットインストールなどのオンライン学習サービスを利用したり、プログラミングスクールに通ったりして、基礎的な知識とスキルを身につけましょう。
  • ITに関する基礎知識を学ぶ:
    • ネットワーク、データベース、セキュリティなど、ITに関する幅広い基礎知識を学ぶことが重要です。書籍を読んだり、資格取得を目指したりするのも良いでしょう。
  • コミュニケーション能力を磨く:
    • SEは、クライアントやチームメンバーと円滑なコミュニケーションを図る必要があります。相手の意図を正確に理解し、自分の考えを分かりやすく伝える能力を意識しましょう。
  • 論理的思考力を鍛える:
    • システム設計や問題解決には、論理的に考える力が必要です。日頃から物事を構造的に捉え、筋道を立てて考える練習をしましょう。
  • 学習意欲を持ち続ける:
    • IT業界は技術の進歩が速いため、常に新しいことを学び続ける姿勢が重要です。自主的に学習する習慣を身につけましょう。

まとめ

この記事では、文系未経験からIT企業への就職を目指す方向けに、システムエンジニアのリアルな1日の仕事の流れを解説しました。

システムエンジニアの仕事は多岐に渡りますが、文系出身者が培ってきたコミュニケーション能力や論理的思考力は、必ず活かせる場面があります。

未経験からでも、努力次第でシステムエンジニアとして活躍することは可能です。

応援しています!

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