SIerって残業多いって聞くけど、本当?

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みなさん、こんにちは!

就活中の皆さんにとって、IT業界ってなんだか難しそう…と感じる方も多いかと思います。

特に「SIerは残業が多いよ」という噂、耳にしたことがあるのではないでしょうか?実際のところ、残業が多くなりやすい構造であることは事実です。

そこで今回は、なぜSIerでの仕事に残業が多いのか、5つのポイントでわかりやすく解説します。

プロジェクトベースの仕事の性質

SIerは、多くの場合、お客様の要望に応じてオーダーメイドのシステムを開発する仕事をします。

これは、日常的な業務とは異なり、プロジェクトベースで進行します。各プロジェクトには期限があり、その期限までにシステムを完成させなければなりません。

そのため、期限が迫ると自然と作業量が増え、残業が増えることが多いです。

顧客の要望の変更

ITプロジェクトでは、顧客の要望が変わることがしばしばあります。

これは「要件変更」とも呼ばれ、開発中に新たな要望や修正が生じることが珍しくありません。

この要件変更に迅速に対応するためには、追加の作業時間が必要となり、これが残業の一因となります。

技術的な課題の発生

ITの世界は日進月歩。新しい技術やツールが次々と登場する中、既存の知識だけでは対応できない技術的な課題が発生することがあります。未知の課題が発生すると、解決までの時間も見積もれず、時間だけが過ぎていくケースがあり、結果として残業が発生してしまいます。

コミュニケーションの重要性

SIerの仕事は、ただ技術的な知識があれば良いというものではありません。顧客やチーム内のメンバーとのコミュニケーションも非常に重要です。コミュニケーションをとるための定例会議や顧客とのミーティングなどコミュニケーションに割く時間も多く、準備や議事録、指摘対応などをきちんと実施する必要があり、結果として残業に繋がりやすいということもあります。

品質の確保

SIerの携わるシステムは規模が大きく社会的影響も大きいシステムが多いです。そういったプロジェクトだと求められる品質が厳しく、納期についても延ばせないことが多くあります。結果として品質を確保するために必要なことを実施するために残業で時間を確保していくケースも多々あります。

まとめ

SIerの業務は多岐にわたり、プロジェクトベースの仕事の性質、顧客の要望の変更、技術的な課題の発生、コミュニケーションの重要性、品質の確保など、多くの要因が残業が多くなりやすい原因となっています。

しかし、ずっと残業が続く訳ではなく、一時的に残業が多いという場合が多いです。繁忙期以外だと定時に帰れることも多く、プロジェクトの状況によって波があるというところが実際のところです。

これらの理由を知っておくことで、業界に入った際のリアルなイメージを持つことができ、実際の業務が始まったときにこんなはずではなかったということも少なくなると思います。

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