文系出身、そしてIT業界は未知の領域として感じるかもしれません。
特に、SIerの勤務地に関する事情は、初めての方々にはよく知られていないことが多いです。
本記事では、SIerの勤務地に関する実態を詳しく解説します。
お客様のシステム開発時の勤務地
SIerがお客様のシステム開発を手掛ける場合、多くはお客様先での常駐が求められることが一般的です。これにはいくつか理由があります。
- 円滑なコミュニケーション：お客様が近くにいれば、直接相談やミーティングを持つことができ、プロジェクトの進捗がスムーズになります。
- セキュリティ：情報漏洩のリスクを最小限に抑えるため、お客様の拠点で作業を行うことが求められる場合があります。
お客様先では、SIer用のプロジェクトルームが設けられ、必要な機材や入館証が支給されることが多いです。さらに、食堂などの施設を利用できることもあります。
二次請けやそれ以降の企業の場合、元請企業としての常駐が一般的です。
そして、お客様の本社が都心に位置する場合もあれば、地方の大手企業である場合も考えられます。地方の企業での勤務は、長期の出張や現地への移住を伴う場合もあります。
また、ミッションクリティカルなシステム、つまり高度な信頼性が求められるシステムの開発に関与する場合、災害時のバックアップ対策として、都心以外の場所での勤務が必要となることも考えられます。
自社サービス・自社プロダクトを扱う企業の場合
自社のサービスやプロダクトを開発する場合、基本的には自社のオフィスでの作業となります。しかし、特定のクライアントへの導入やリリース時には、一時的な出張が必要となる場合もあります。
近年、リモートワークの導入が進む中、勤務地に縛られず、自宅や好きな場所での作業が可能となるケースも増えてきました。
しかし、これはプロジェクトの内容や企業の方針によりますので、採用時にしっかりと確認することが重要です。
まとめ
SIerの勤務地は、プロジェクトやお客様、企業の方針によって大きく変わります。
就活生としては、自身のライフスタイルや希望に合わせて、企業のホームページや先輩からの情報収集を行い、最適な勤務地や働き方を選択することが大切です。
ただし、希望の部署やプロジェクトに関する情報をしっかりと収集することで、ミスマッチを防ぐことができます。