ガクチカの考え方

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ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)の考え方を書いていきます。

ガクチカでは企業で活躍できるポテンシャルをアピールすることとなります。

では、ポテンシャルとは何でしょうか?

企業は組織の目指すゴール(ミッション・ビジョン・企業理念)に対して、事業を遂行するという形でゴールを目指します。

事業については部や課という単位でチームを作り、チームのリーダーが部課長、実務レベルに落としたチームリーダーが係長、その下にメンバーという形で組織が構成されます。

それぞれが与えられたゴール(ノルマやプロジェクト完遂)に対して、ゴールを完遂する計画を立て、タスクを洗い出し、日々の業務を遂行していきます。

この時に求められるのは、成果を達成できる人材や組織に良い影響を与える人材ですね。

学生時代の活動で一番この構造に近いのは部活動だと思います。

例えば高校野球部で甲子園優勝を目指すというゴールがあった時に、部長がリーダーでその下にポジションリーダー(ピッチャー・キャッチャー・内野・外野)、その下にメンバーがついており、甲子園優勝に向けた計画・練習メニューを考え、日々遂行していきます。

では、この時に、野球部の新勧で部員を集めないといけないとなった時に、10人しか入部できないという状況を想像してください。

しかし、入部希望者は50人いるとします。

あなたはどのように部員を選ぶでしょうか?

以下のような要素を重視するのではないでしょうか?

 ・野球が上手いであろう素養(足が速い・肩が強い・他のスポーツ経験者など)

 ・チームにいい影響を与える素養(周囲への気配りができる・練習熱心・根性がある)

 ・チームとの相性(チームの雰囲気と合うか、メンバーとの相性が良いか、目指す方向性が一致してるかなど)

まさに企業も同じように選んでいる訳ですし、それらを知る質問が以下のような質問になる訳ですね。

 ・野球が上手いであろう素養(足が速い・肩が強い・他のスポーツ経験者など)

  →ガクチカ

 ・チームにいい影響を与える素養(周囲への気配りができる・練習熱心・根性がある)

  →自己PR

 ・チームとの相性(チームの雰囲気と合うか、メンバーとの相性が良いか、目指す方向性が一致してるかなど)

  →面接中のふるまいや志望動機

ただ、就活のエピソードを見ると、野球部に入部したいのに、『私は料理が上手です』とアピールしている方が結構いる訳ですね。

このギャップを解消するには、その会社に入るとどういうお仕事をするのかの理解度・解像度を深めていくことと、エピソードでアピールした後に『この強みを活かして御社に入社してこういう風に活躍していきたいです』ということを付け加えて〆ると方向性を間違わないかなと思います。

また、エピソード選定にあたり、もう一つ気を付けておきたいのが、目標の高さです。

高校野球部を例にとると『甲子園優勝』という目標と『地区大会優勝』という目標では達成の難しさややるべきことが全然違いますよね。

また、『甲子園優勝』という目標に対して、現状が『甲子園常連の強豪校』と『1回戦負けの高校』ではこれも達成の難しさややるべきことが変わりますよね。

そのため、目標があり、目標に対する現状があり、現状から目標に向かって組織のどの立ち位置・どういう役割だったのか、個人としての与えられた目標はなんだったのか、目標に対してどういう考え方をしてどう取り組んでいったのか、その際に出てきた課題は何だったのか、課題をどういう風に解決したのか、その結果はどうだったのかということを伝えていけると良いかなと思います。

甲子園優勝だと4000校の頂点を目座すので面接官も難しさの共通認識を持ちやすいですが、それが大学の部活やサークルとなると、その前提が正しく伝わらないこともあるのでそのあたりが客観的に伝わるように伝えていけると良いかなと思います。

ガクチカで伝えるべきことのイメージ

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