就職活動を進める上で、自己分析を基に「就活の軸」を明確にすることは必要不可欠です。
この軸を持つことで、自分が理想とする社会や企業に対するビジョンが具体的になります。
例えば、「自分は社会に貢献する仕事をしたい」とか、「成長できる環境での仕事を望む」といった志向が挙げられます。
しかしながら、多くの就活生がここで犯すミスとして、この軸を単純に企業に伝えるだけの人が多いです。
企業は、あなたが何をしたいのかよりも、どうして自分たちの企業でそれを実現したいのか、その理由や背景を知りたがっています。
ここで大切なのは、「就活の軸 = 企業の評価軸」という考え方です。
あなたの軸が、志望する企業のビジョンやミッション、取り組みとどう繋がるのかを、具体的に伝えることが求められています。
例を挙げてみましょう。
- 社会貢献を求める場合: 「私は社会を豊かにする仕事に従事したいと考えています。特に、金融業界でのITを用いたサービスが注目されている中、お金の流通をスムーズにし、それによって社会全体を豊かにするビジョンに共感しています。御社が提供するXXXというサービスは、私の考える社会貢献に直結しており、その一環として貢献できると確信しています。」
- 成長を望む場合: 「私は絶えず成長を続ける企業で働きたいと考えています。御社が取り組む教育プログラムやキャリアパスは、私の成長を促す最適な環境と考えており、それにより私のキャリアビジョンも実現できると感じています。」
- 女性の活躍を重視する場合: 「私は女性がリーダーシップを取ることができる企業でのキャリアを希望しています。御社の役員にはXX%が女性であり、それは業界平均を大きく上回る数値です。これにより、御社が女性の能力を正しく評価し、機会を提供していることが伺えます。」
総じて、企業のミッションやビジョン、そして具体的な取り組みをしっかりと理解し、それを自身の就活の軸と照らし合わせることで、真摯で説得力のある志望動機を作り上げることができます。
最後に、志望動機はただの文言ではなく、あなたの価値観やビジョン、そして企業との関係性を示すものです。
その重要性を理解し、しっかりと志望動機を練り上げていきましょう!