志望動機の作り方・考え方

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志望動機は自分がどれだけ長く働けるか、そのために自分の想いと会社の方向性がどれだけあってるかを伝える必要があります。

IT業界を目指す場合は、以下の3つを軸に自分のストーリー・原体験と共に語るのが良いと思います。
・なんでIT業界に興味を持ったのか
・どんな業種・業界にどんな価値を提供したいのか
・その会社でどんなことがしたいのか

他の自分の評価軸で追い打ちをかける

以下、それぞれについて解説していきます。

なんでIT業界に興味を持ったのか

文系学部の場合、大学入学時点では、ITとは別の分野に興味を持っていたと思います。企業視点からすると、元々ITとは違うことに興味があったのに、なんでIT業界に興味を持ったんだろう?、何年かしたらやはり元々興味を持っていたことに心うつりするんじゃないかという疑問が湧いてきます。

そのため、なんでIT業界に興味を持ったのか、ITを仕事としてやっていきたいぐらいの想いを持ったのはどういうきっかけなのか、という点について納得感のあるストーリーが欲しいところです。

とはいえ、スマートフォンが普及した現代社会において、IT、システムに触れる機会は無数にあると思うので、そういったところをきっかけにIT業界に興味を持ったことを説明したり、プログラミングやITパスポートなどを勉強し、ITにより深く興味を持ったといったところを説明すればよいかなと思います。

例)学校の授業でオンライン授業を行う中で、
  ITでできることに感銘を受け、ITで仕事をしたいと思った

どんな業種・業界にどんな価値を提供したいのか

IT業界に興味を持った受ける会社でどんな価値を提供していきたいのかというところを説明していくと良いと思います。

SIerであれば組織体制として金融・公共・産業など業種別に事業部を構成していることが多く、以下のようにホームページを見ればどういった業種に価値を提供しているのかがわかります。

参考)NTTデータのホームページ

この業種の中でどの業種に興味があるのか、それはどういった原体験からきているのかというところを説明してください。

企業側としても、人事部は各事業部から採用枠を集め、一次面接でどの事業部に興味があるのか、どのようなことがしたいのかをヒアリングし、二次面接で現場の方との面接をアテンドするような動きをすることがあります。

その際に、SIerはなんでもやっているからというアプローチは逆にとっかかりが薄いため、幅広い事業を行う中でもこういった業種に興味があり、それは~~~の理由からです。と言った説明をした方が、とっかかりやすいということですね。

Webサービス系企業の場合は会社のミッション・ビジョンに紐づくサービス・プロダクトであることが多いので、必然的に業種・業界も決まってきます。そのため、そこにどういった想いをもっているかを原体験と共に説明してあげる必要があります。

その会社でどんなことがしたいのか

業種・業界が決まった後は、その会社でどんな仕事がしたいのかというところまで落とし込んでいくと良いと思います。

例えば3.11の実体験から防災のシステムに興味を携わりたいといった原体験だったとします。

NTTデータは防災のソリューション提供も行っているので、より詳細に見てみましょう。

業種別ソリューション一覧から防災・レジリエンスをクリック

全体の考え方が説明された後に、以下のようにパッケージのラインナップが出てきます。

下スクロールしていくとラインナップが出てくる

より詳細を見ていくとシステム構成・メリット・特徴・解決できる課題などシステムの詳細がわかります。

ラインナップの一番初めのソリューションをクリック
システム構成
メリット・効果
特徴

企業側としてもホームページを見た課題を持ったお客様が問合せをしてほしいという想い(新規顧客開拓)がありますので、どのような課題をどのように解決しているかが書かれているわけですね。

そのため、自分の原体験から来るやりたいことがこれらのサービスで解決できているか、というところまで落とし込んでみていくと、その会社でやりたいことができるかがわかってきます。

NTTデータの例で説明しましたが、他の会社でも同様の情報公開はされていると思いますので、詳細まで見て、どこに興味があるのか、どういった仕事をやりたいのかといったところを考えてみると良いかなと思います。

なお、特定のソリューションまで絞り込みすぎると、その部署で募集が無かった時に落とされてしまうので、そこの塩梅はうまくやる必要がありますのでご注意ください。

他の自分の評価軸も組み合わせる

上記のソリューションに携わりたいと思ったときに、例えば10年後にはより裁量を持ったポジションで多くのお客様にソリューション提供していきたいと思ったとします。

そうすると、10年でPMになれる会社が良いという新たな評価軸が出てきて、10年後にPMになれるのか、教育や研修制度は整っているのか、実際に10年後にPMになっている人はいるのかなど、新たな軸が出てきます。

そういった観点で改めて会社の制度を見てみたり、OB訪問で情報収集したり、逆質問で聞いてみたりすると、事業は良いけど制度は整っていないからダメと言った風に会社を選んだり、志望動機が話せるようになると思います。

会社は事業により価値を提供し、その対価としてお金をいただき、会社が存続する。

その一員として働きたいという自分の想いと会社の行っている事業を組み合わせたストーリーを作ることで、自分はこんなに御社とマッチしてるんですよ、長く働いて御社に貢献していきたいんですよということを伝えていくと良いですよ!

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