国際学部などで英語を学習したあなたへ。大学で培った英語や外国語の知識を、システムエンジニアとしてどう生かすことができるのでしょうか。
本稿では、その疑問に応え、ITの現場での語学の有効性を詳細に解説します。
最新技術のキャッチアップ
IT業界の革新的な動きの中心は、GAFAMやシリコンバレーなどの海外エリアにあります。世界各地のエンジニアたちが英語で情報を共有しており、その最新のトレンドや技術情報は、日本へ到達するまでに時間がかかることも。
しかし、英語力があれば、この一次情報を迅速にキャッチできるのです。エラーメッセージやドキュメンテーションを検索する際も、英語の情報源から直接得ることができ、作業効率を大幅に向上させることが可能です。
海外の顧客・製品との連携
一流のSIerであれば、日本国内の顧客が主力ですが、それでも海外製品の取り扱いは避けられません。製品の詳細やサポートに関する情報を海外の担当者から直接得る必要がある場合、英語のスキルは非常に価値を持ちます。
製品マニュアルやドキュメントも、英語版しか提供されていないことが珍しくなく、これらをスムーズに読み解ける能力は、プロジェクトを成功に導く鍵となるでしょう。
オフショア開発・ブリッジSEとしての活躍
ITプロジェクトの中には、外国の開発チームを利用する「オフショア開発」が存在します。
中国やインド、東南アジアなどからのパートナーシップを結び、プロジェクトを進行させる際には、ブリッジSEとしての役割が求められます。このブリッジSEは、日本と外国のエンジニア間のコミュニケーションを円滑にするキーパーソンとして活躍します。
外国語スキルを活かし、このような役割にチャレンジするのも、一つの魅力的なキャリアパスです。
昇進のステップとしてのTOEICスコア
多くの大手企業では、昇進の際の一つの基準としてTOEICスコアが設定されています。英語力の証明としてTOEICスコアを活用することで、キャリアの幅をさらに広げることができます。
まとめ
IT業界での成功には、技術だけでなく、語学スキルも大変重要です。特に英語は、多くの場面でその価値を証明してくれます。
大学時代に英語を学習したあなた、これらを踏まえて企業にアピールしてみましょう!