大手とベンチャー、どっちを選ぶ?

この記事は約4分で読めます。

SIer業界の新卒採用を目指す皆さん、大手とベンチャー、この二つの選択に迷っていませんか?

それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分のキャリアに合った選択をすることが重要です。

本記事では大手・ベンチャーのメリット・デメリット、およびどちらがオススメかとその理由について説明します。

大手SIer企業のメリット・デメリット

メリット

多岐にわたるプロジェクト: 大手企業は大規模なプロジェクトが多く、幅広い業界やテーマでの経験を積むことができます。
研修・教育体制の充実: 新入社員の研修やキャリアアップのための教育制度が整っていることが多い。
安定した生活基盤: 給与や福利厚生がしっかりしており、生活の安定感を得られる。

デメリット

競争が激しい: 多くの優秀な人材が集まるため、昇進や評価には競争が伴うことがある。
柔軟性の欠如: 組織が大きいため、変革や新しい試みを実現するのが難しい場合がある。

ベンチャーSIer企業のメリット・デメリット

メリット

高い裁量: 小規模な組織であるため、個人の裁量が大きく、自らのアイデアや提案を実現しやすい。
スピーディな経験: プロジェクトや役職に応じたスピード感での成長が期待できる。
フラットな組織文化: 上下関係が少なく、社員同士の距離が近い。

デメリット

リスクが高い: 企業の成長段階によっては、経営環境の変動が大きく、不安定な要素が伴うことも。
待遇のばらつき: ベンチャー企業によっては、大手に比べて給与や福利厚生が劣ることがある。

どっちがオススメ?

個人的には迷ったら大手を選んでおいた方が良いと考えています。

ベンチャーを選んだ方が良いケースは、その会社のミッション・ビジョンや事業内容に共感し、絶対にそこで働きたいと強く思った場合です。ただ、この場合はその会社に内定が出た時点で入社を決めると思うので、そもそも悩まないと思います。

悩む時点で、大手の方が良いと思いますが、以下3点、大手の方が良い理由について書いていきます。

・大手の方がチャンスが多い

・大手に入れる実力の客観的な証明

・生活基盤を整えられる

大手の方がチャンスが多い

大手企業は企業規模の大きさから、様々な事業を行っています。新卒時点で考えていたやりたいことが違っていた場合に、ベンチャーだと転職する必要がありますが、大手企業だと社内異動で済むことがあります。

社内異動のメリットは転職ではないので、給与面や福利厚生など待遇が変わらないことですね。ようはリスクが低く、別の選択肢を選べるということです。

また大手の方が仕事内容の規模が大きいことが多いと思いますが、仕事は基本的に大規模な方が難しくなります。動くお金も多いですし、関係人数も増えるためですね。

そのため、大規模プロジェクトの良い経験は大手企業の方が経験しやすいため、その分チャンスが多いこととなります。

大手に入れる実力の客観的な証明

新卒採用において大手に入るのが難しいのは誰でも知っています。

そのため、大手企業に入社した実績を持っていると、この人は「大手に入れる実力を持っている」と間接的に判断してくれます。

入社した仕事内容だけでなく、入社した事実が今後の人生を楽にしてくれるということですね。

これは大学受験で東大に入ることと似たようなメリットとなります。

この実積を得られるのは、新卒採用が最後のチャンスなので、迷ったら大手を選んでおいた方が無難かなと思います。

生活基盤を整えられる

大手企業は資本やブランド力、稼げる仕組みが完成しているため、待遇が良いことが多いです。

同じ時間働いても良い給料・福利厚生を受けられるということは、やはり貯金などが増えていき生活の基盤が整っていきます。

ベンチャーへの転職や独立・起業をする際にも、生活基盤が整っていないとチャレンジできなくなってしまうので、まずは生活の土台を安定させる、何かチャレンジしたくなったときに備えておくということは大事です。

まずは生活基盤を整え社会人の基礎を身に着けた状態でベンチャーに行く方が、成功できる確率が上がると思います。

また、転職は基本的に前職の年収をベースに賃金が決まるケースが多いので、大手で待遇が良ければ転職の際にも有利になります。

おススメのキャリアパス

これらを踏まえて、個人的におススメなキャリアパスは新卒は大手を狙い、3~5年経験を積んだ後、やりたいことが出てきたら同業他社やベンチャー企業への転職・独立・起業・フリーランスなど、やりたいことにチャレンジしていくのが良いかなと思います!

参考にしてみてくださいね!

タイトルとURLをコピーしました